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アリエルの母アテナの死因は?トリトン王が人間を憎む理由とその結末【実写版リトルマーメイド】

ディズニー実写版『リトル・マーメイド』を観ていて、
「どうしてトリトン王はあんなにも人間に心を閉ざしていたんだろう」
そんなふうに感じた方も多いのではないでしょうか。

その理由には、
アリエルの母・アテナの悲しい最期が深く関わっているんですよね。

今回は、そんなアテナの悲劇とトリトン王の心の変化、
そして物語のあたたかい結末について、
ゆっくり振り返っていきたいと思います。


目次

アリエルの母・アテナとは

アテナは、海の王・トリトンの妻であり、
アリエルとその姉たちの母でもありました。

音楽を愛し、黄金の貝殻を大切に胸に抱きながら、子どもたちと珊瑚の庭で歌うのが日課だった、とても穏やかで優しい母だったのです。

そんな彼女がいなくなってしまったことで、
家族の空気はずいぶん変わってしまったのかもしれません。
アリエルがまだ幼い頃の出来事だったようですが、
その影響は大きかったんでしょうねえ。


アテナの命を奪った「海賊船の悲劇」

アテナの最後は、アニメ版の『リトル・マーメイドIII』で描かれています。

ある日、アテナは家族と一緒に、
珊瑚の浜辺で波に揺られながら、貝殻を拾ったり、姉妹たちと歌をうたって楽しいひとときを過ごしていました
そのときも、家族の思い出が詰まった“金の貝殻”を大切に持っていたんですね。

でも、そんな穏やかな時間は突然終わりを迎えます。
大きな木造の船が猛スピードで接近し、船底が岩に激突。
響き渡る衝撃音のあと、崩れた岩がアテナの目の前に落ち、
彼女は黄金の貝殻を胸に抱いたまま、その下敷きになってしまったのです。
家族が叫ぶ声も届かないまま、静寂が訪れた瞬間でした。

たった一瞬の出来事だったのかもしれません。
でも、その一瞬が家族にとっては永遠の悲しみになってしまったんですよねえ…。


トリトン王が人間を憎むようになった理由

トリトン王は、そのときの記憶と感情を
ずっと心に閉じ込めていたんだと思います。

愛する人を守れなかった後悔、
そして、二度と同じことが起きてほしくないという強い思い…
その気持ちが、「人間は危険だ」という信念になっていったんでしょうね。

誰かを守りたい気持ちが、
いつの間にか恐れや不安に変わってしまうこと、ありますよねえ…。
でもその想いもまた、愛からくるものなのかもしれません。

だからこそ、娘たちにも「人間の世界には近づくな」と
強く言い聞かせていたのかも
しれません。
あの厳しさの裏側には、誰よりも強い「守りたい気持ち」があったんでしょうねえ。

でも、守るために閉ざした心は、
時として大切なものを遠ざけてしまうこともあるんですよね。


実写版『リトル・マーメイド』で描かれた、親と子の距離

そんなトリトン王の想いとは裏腹に、
アリエルは人間の世界に強く惹かれていきます。

それは単なる好奇心というよりも、
「父が怖れて閉ざしてしまった世界を、自分の目で確かめたい」
そんな想いだったのかもしれませんねえ。

エリックとの出会い、
そしてアースラとの戦いを経て、
アリエルは自分自身の意志で「新しい世界」を選んでいきます
それを見たトリトン王が、
ようやくアリエルを信じて手を離す決心をした――
あのラストシーンは、本当に胸にぐっとくるものがありましたね。

アリエルを人間の世界へ送り出す瞬間、トリトン王は静かにトライデントを下ろしました。
娘の背中を見送りながら、彼は深く目を閉じ、一筋の涙が頬を伝います
それでもその表情には、長い間閉ざしていた心をようやく解き放てた安堵の色が浮かんでいたのです。

信じて見守るって、簡単なようで難しいものなのかもしれません。

アリエルが選んだ道とその意味

アリエルの選んだ未来は、
「誰かの恐れ」ではなく、「自分の信じるもの」を大切にする未来でした。

実写版では、アリエル自身が主体的に行動していて、
嵐の夜、エリックを迷いなく救い出し、
人間の世界をもっと知りたいと願いエリックの城のコレクションルームで、航海の地図や珍しい宝物に目を輝かせ馬車に乗って村の人々が集うカリプソの祭りに向かい、踊りや歌に触れながら、、
新しい世界を自分の目で確かめようとする姿が描かれています。

自分の力で運命を切り拓いていく、そんなアリエルの成長が、
実写版ではより強く感じられましたよね。

それでも、決して親の想いを否定しているわけではなくて、
トリトン王が静かに現れ、そっと魔法でアリエルを人間の姿に変えたあの瞬間
彼女は言葉にはしなくても、父の深い愛をしっかり受け取っていたのだと思います
トリトンは寂しさを押し隠すように微笑みながら見送ります。
アリエルもまた、父の想いを胸に抱え、新しい世界への一歩を踏み出したんだろうなと思います。

トリトン王がアリエルを送り出す場面は、
「手放すことは終わりじゃなくて、
新しい関係の始まりなんだよ」って、
そんなふうに感じさせてくれるシーンだった気がします。

親としての愛も、
子としての成長も、
どちらもお互いにとってかけがえのないものなんですよねえ。

だからこそ、『リトル・マーメイド』は、親子の絆や、自分自身の成長についても考えさせられる、そんなあたたかい物語だと感じました。


まとめ

✔ アリエルの母・アテナは、海賊船による悲劇で命を落としたんですよね
✔ トリトン王はその悲しみから人間を遠ざけるようになったんです
✔ アリエルはその壁を越えて、新しい世界への架け橋になりました
✔ 実写版では「信じて手を離すこと」と「歩き出す勇気」が丁寧に描かれていましたね


実写版『リトル・マーメイド』を観たあとには、
アニメ版『リトル・マーメイドIII』もいいかもしれませんね。

アテナの優しさと、
トリトン王の切なさが、
よりいっそう心に響いてくると思いますよ。

今日も最後までご覧いただいてありがとうございます。

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